毎年、初夏から梅雨にかけてニキビやお化粧崩れに関するお悩みが増えてきます。
このページをお読みいただいているあなたも、「あ、ニキビができてしまった〜」「昨日までなかったのに…ひどくなる前になんとかしたい」「ニキビができないようにするにはどうすればいいんだろう…」とお悩みだと思います。
今回は、梅雨時期から夏にかけての「なんでニキビができるんだろう?」と思ったときにやっていただきたい3つのポイントについてお伝えしたいと思います。
あなたのお肌トラブルの解決の一助になれば幸いです。
この時期、ニキビができやすい原因の1つは、毛穴が塞がりやすいことです。
ニキビは、毛穴がメイク汚れや皮脂、古い角質によって塞がることでできます。
気温が上がると、皮脂の量も汗の量も増えるため、毛穴が塞がりやすい要因が増えます。
ですので、気温の高い時期にはニキビになるリスクが増えるというわけです。
そして2つ目が、細菌やアクネ菌が繁殖しやすいことです。本来お肌は弱酸性で、ある程度の殺菌作用があります。
ですが、この時期、細菌が繁殖しやすく、お肌がアルカリ性に傾きやすくなります。すると、本来の殺菌作用が低下し、細菌の温床となることで、ニキビへと繋がりやすくなります。
ですので、 この時期は特に、「お肌を清潔にすること」が一番大切 です。毎日のスキンケアで下記の3点を見直してみてください。
フェイスラインや額などにニキビができてしまうという場合、最近シャンプーや、トリートメントを変えませんでしたか?
もしくは、洗い流さないタイプのヘアトリートメント、特にオイルが入ったものをお使いではないでしょうか?
オイル系の洗い流さないヘアトリートメントがお顔についてしまうことで、ニキビの原因になってしまうことは多いです。
ニキビが繰り返しできる、急にできるようになったという場合、サロンでもここは1番にお伺いするポイントです。使用中止をするだけで、ニキビができなくなったということも多いです。
もし、「そういえば…」と思い当たるようであれば、使用を中止してみたり、髪の毛がお顔に触れないように束ねるなどの工夫をされて、お肌の違い、様子を見られてみてください。
この時期は、特に「落とすケア」が大事です。
まずはクレンジング方法の見直しから行いましょう。
気温も湿度も上がるので、皮脂も汗も多くなります。
皮脂が多くなることで、メイクやお肌の皮脂汚れは落ちにくくなります。
酸化した皮脂や残ったメイク汚れが毛穴を塞ぐことで、毛穴の黒ずみやニキビの原因となるので、しっかり落とすことが大切です。
クレンジングは、”1プッシュ多め”に使い、優しく、くるくると気持ち多めに丁寧にクレンジングをなじませるようにすることで、ニキビ・肌荒れリスクを減らすことができます。
ただ、ほとんどのクレンジング料は多くの界面活性剤が入っています。界面活性剤はお肌を乾燥させる原因となります。
ですので、クレンジング料を使って、マッサージするように時間をかけて行うのは、避けるようにしてくださいね。
また皮脂や汗が多いということは、ほこりやPM2.5、黄砂などの大気汚染物質もお肌につきやすい状態になっています。こういった大気汚染物質がお肌につくことで、活性酸素が発生し、肌荒れ、お肌の老化のリスクも増えるので、注意が必要です。
なので、 帰宅したらできるだけ早く、クレンジング・洗顔をするように心がけて くださいね。
また、次に、洗顔方法の見直しもしていきましょう。
皮脂や汗が多くなる初夏から梅雨の時期は、多い皮脂と汗により、古い角質も剥がれ落ちにくくなります。
寝ている間に汗をかくことも多く、お肌がベタつきやすい時期ですので、ほこりなどの汚れもつきやすくなります。夜だけでなく、朝も洗顔料を使って洗顔をするようにしてください。
細かく泡をたてることで、メイク汚れの残留、古い角質もすっきりと洗い上げることができます。
ニキビが気になるとき、朝起きたときのお顔のベタつきが気になるときには朝クレンジングがオススメです。
皮脂などの脂汚れはクレンジングの担当 。古い角質や汗、ホコリなどの水性の汚れは洗顔料の担当です。
朝にもクレンジングをすることで、余分な皮脂やメイク汚れの残留などの脂汚れ、多すぎる皮脂を取り去ることができます。また、脂汚れによって毛穴を塞ぐことを防ぎ、ニキビリスクを減らすことができます。
顎やお鼻周りなど気になる部分だけにクレンジングを1プッシュ手に取り、くるくるとなじませ、洗い流し、その後洗顔料を使って洗顔をするようにしてください。
夏場は、お化粧崩れが気になる、メイクがよれるという場合も、過剰な皮脂が原因ですので、朝クレンジングオススメです。
ニキビができやすい…治ってはできるを繰り返すという場合、紫外線対策も見直すべきポイントです。
なぜなら、 紫外線が皮脂の分泌を促進してしまうから です。
日焼け止めは毎日欠かさず塗られていますか?そして、塗る量がとっても大切です。
日焼け止めの基準量は液状タイプなら1円玉硬貨2枚分、クリームタイプなら、パール粒2粒分 です。この量を塗ってはじめて、日焼け止めに表示されているSPF○やPA++などの日焼け止め防御効果が得られます。
日焼け止めをお顔全体に塗ったら、もう1回出し、指の腹でスタンプを押すように優しく押し込み重ね付けしていきます。
こうやってお肌になじませてあげることで、塗りムラなく塗ることができます。
ニキビができやすいという方には、シリコーンフリーの日焼け止めがオススメです。シリコーンが入った日焼け止めは密着性が高いために、落ちにくいというデメリットがあるからです。通常のクレンジングでは落ちきれずお肌に残りニキビにつながるリスクが高くなってしまいます。
サロンでお取り扱いしている「ブライトUVプロテクター」はシリコーンフリーなので、クレンジングですっきりと落とすことができオススメです。
こちらも合わせてご検討くださいね〜。
ということで、今日のまとめです。
今回の内容が少しでもあなたのお悩み解消と美肌づくりの一助となれば、幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
最新記事 by 山下 杏梨沙 (全て見る)
- 「なんでニキビができるんだろう?」と思ったときにやっていただきたい3つのこと - 2023年5月26日
- 見た目年齢がとっても若い人になるための光老化対策 - 2023年5月10日
- 化粧水は手で?それともコットン?どっちが正解? - 2023年3月7日
- 保湿だけではNG!冬の乾燥肌対策の真実 - 2023年2月10日
- お肌の老化は冬に加速?今日からできる!5つの乾燥肌対策 - 2022年12月16日